Ableton Live9でバンドのデモを勢いよく荒々しく作る「HOPE」
DEMO音源を上げ始めてから11作目、ようやく新しく録ったデモをアップする!どんなバンドも、どことも契約していないんなら、しがらみが一切ないなら、プリプロだろうがスタジオ音源だろうが、ガンガン公開しちゃえばいいと思う。
「HOPE (first demo track)」
音源
歌詞
朝を待たず、消えて行く呪い まるい救済
唐突な光と、一瞬の言葉を
思い出していたどこへでも歩いていけば、シャローム
許されていた
いつのまにか、こんなにも遠くへ来てしまったのか新たなページの魔女
潮風ふわり、白
はじめてゼロになる
もう何も怖くない生きることは穴があくこと
その空洞に
愛していたものも、本当のことも
捨てていけばいい吹き消して片付けた魔法
空いたスペースに
大切なものも、不確かなことも
捨てていけばいいそれは”希望”、君のための
「何もかもが、息絶えた」と思う夜に開ける箱だ新たなページの魔女、海に足を浸す
はじめてゼロになる もう何も怖くない
この曲について
作るきっかけ・録るきっかけ
2015年の6月に作曲。OF MONSTERS AND MENの「CRYSTAL」に影響を受けた一曲。
バンドで練り上げていく際、勢いオンリーでのアレンジに限界を感じたため自分が持ち帰り、ずっとアレンジを悩み続けていた。そしてその結果、「もっと勢いを足すべきだ!」という結論に達し、今回のレコーディングでは爆音ミックスにしている。
歌詞について
歌詞やタイトルも、とても悩んだ。たぶん、歌詞は全部英語にしたほうがしっくり来るはず(スタジオではOasisの歌詞をそのまま当てて歌ったりしていた)。でも、うまく突き詰めれば良い日本語がハメられるんじゃないかと頑張った。一部改良の余地はあるものの、【唐突な光と、一瞬の言葉を 思い出していた】とか【どこへでも歩いていけば、シャローム】とかは面白くできたんじゃないかと思う。
なんとなく、いま自分には「HOPE」というタイトルの曲が必要なんじゃないかと感じていた。タイトルは最後の最後に決めたけど、歌詞の内容は喜怒哀楽はっきりしないし、そこで起こっていることも良いことか悪いことかわからないけど、そういうのを全て「HOPE」って言葉で包み込むことに、なにか意味があるように思える。
音について
最近、Twitterでフォローしたレコーディングエンジニアがこんなことを言っていた。
この絶妙なユルさとか雑さとか、すっとぼけみたいなモノが今の音楽には圧倒的に足りないと思っていて。 それがつまらない要因であると思うのよ。 下手が下手なままだからいいのであって、わざわざ手間暇かけてそれっぽくしてもしょうがない。 無駄だ
— スネアソムリエ再び (@EM0420gs) 2015, 11月 5
下手なのを苦労してエデットしましたなぁ というのと、 下手だけど頑張って歌った姿が目に見えるようだ。 というののどっちが好きか、ってことだ。 そもそも「下手」が嫌いな人はこういうモノをハナから聴かないはずであるから。
— スネアソムリエ再び (@EM0420gs) 2015, 11月 5
心から、そのとおりだなぁと思う。自分でいじってると修正したくなりがちだけど、小奇麗にしたところで俺のような音楽をやっているなら無意味・逆効果なんだよなぁ。今後はどんどん一発録りマンになるよ俺!裸一貫・無一文、獄中結婚・惑星直列だ!ウオアアアアアアアアア
We are American Football / Harvey Milkのきもち
途中のクリーンパートで弾いているフレーズはモロAmerican Footballのパクリでござい!ちょうど2015年6月はアメフト再結成・奇跡の来日があり、ライブを見に行ったので、4/4にして強引にコラージュした。やっぱり良いリフねぇ~。 こういう遊び心は、いつでもGOです。
そして、後ろで流れているスピーチはハーヴェイ・ミルクのスピーチ。「HOPE」というド直球のタイトルにすると決めた時、なにか「HOPE」に関する映画のセリフをサンプリングしたいなと考えた。まず思いついたのは「ショーシャンクの空に」のラストシーンだったが、BGMとの兼ね合いや、その直前のセリフを別の曲で使っていることから却下。その時に思い出した、このスピーチ。
スゴく良いスピーチだし、長さもピッタリでよかった。ハーヴェイ・ミルクについては、ショーン・ペンがイケメンまみれになる、この映画をご覧ください。この映画も、ミルク本人もグレート。リスペクト。
記録
作曲:2015年6月 / 録音:2015年11月
環境:Abelton Live 9 Suite / OSX
ボーカル(SHURE SM57)・ギター(G&L テレキャス・ライン録り)以外、打ち込み
その後のバンドでのレコーディングについてはこちら
http://tctort.hatenablog.com/entry/hope-ep_liner-notes_3
ディスカッション
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