CUBASEで作る日本語ラップ+ロック(湿度高め)「夜叉、歩く(Raintribe Anonymous)」
暗い時期の曲と、明るい時期の曲を交互に出して、何かのバランスを取ろうと思ってるブログです。なんのバランスが取れるのか。なんなのか。なんだべか。
「夜叉、歩く(Raintribe Anonymous)」
音源
歌詞
使われなくなる私の言葉に積もったほこりを払う世界では
何かを生むことへの尊敬や 神殿と化した石のかなしみが
西から東に朝を頼りに 「遊べや遊べ」と祭りを始めるもう一度 君に呼んでほしい名前があるのを今思い出していた
ようやく気づいたことなんだが たぶん君のことがとても好きだった
自転の芸術 夏の夕立 空に砂をまき独り行く旅路
終わりを迎えたその水槽は 滅びてなお私を待っていた惜しむらくはその中のカブトムシ 甲虫なれば腐ることかなわず
無常を体に宿したまま 私の運ぶ餌をただ待っている
「神のペンが慈愛を書く三時 この世の沙汰はカタカナと刀」
そんなことばかり考えているから 私は迷子になったのだろうか思いの外遠くから逃げてきた独りで震える発明家たち
「臆病由来の夜叉が船を漕ぎミノタウルスを助けに行く」ごっこ
番地で呼び合う大人と子供が同じ公園の隅に集まって
勝手に作ったルールで遊んで 五時を過ぎるころ別れていく彼らに帰る場所なんてないが 五時が来たらみんな遊びをやめる
彼らに帰る場所なんてないが 五時が来たらみんな家に入るもう一度 君に呼んでほしい名前があるのを今思い出していた
ようやく気づいたことなんだが たぶん君のことがとても好きだった「自転の芸術 夏の夕立 空に砂をまき独り行く旅路」
「神のペンが慈愛を書く三時 この世の沙汰はカタカナと刀」
「臆病由来の夜叉が船を漕ぎミノタウルスを助けに行く」ごっこ
願われなかった幸せに花を 異教の経典、千の魔法思いの外遠くから逃げてきた独りで震える発明家たち
無常を体に宿したまま 私の運ぶ餌をただ待っている
使われなくなる全ての言葉に積もったほこりを払う世界では
悲しみが罪と会い 互いの撒いた灰に指で書いた文字を読んで泣いた、あ、泣いた 灰神楽たった
笑った 笑った 夜叉が迷子抱いた
幸か不幸か、ほだされて後悔
祈って、祈って、祈って、祈った
映像
この曲について
2011年2月頃に録った、幸薄めの曲だ。「屍鬼」の次に録ったラップスタイルのボーカルの曲。しかし「屍鬼」よりも韻とかリズムとか無視でまくし立てている。でも、「屍鬼」より詞が現実的になってる。おお。初めて気づいた。「惜しむらくはその中のカブトムシ」は、実家で昔飼ってたカブトムシのことなんだけど、気づいたら死んじゃってて、なんか怖くなったんだよなぁ。
「『臆病由来の夜叉が船を漕ぎミノタウルスを助けに行く』ごっこ」とか、意味不明でいいなぁ、と思う。「臆病すぎて夜叉(鬼神)になってしまった普通の人が、ミノタウロスになっちゃって迷路に閉じ込められた普通の人の命を助ける」ってストーリーなんだけど、ちゃんと説明するともっと意味わからん。いいね。
イントロでサンプリングしたセリフは映画「ランボー」 のラストシーン。「お前らの戦争を戦ったんだ、俺がやりたかったわけじゃない!」というセリフがとてもハマって、小説も買ったなぁ。君よ!5年前の私よ!あいつらの戦争なら、君は逃げろ!!!!!!! デタラメに生きろ!!!!!!!!!!!!!!! 森のなか、ローソンで買ったポテチを食べながらビールを飲んで太って眠れ!!!!!!!!!!!!!! 誰かの戦争を戦う必要などない。
仮タイトルは「レイントライブ・アノニマス」、アルコホーリクス・アノニマスからとった。なんとなく、「雨好きたちの自助グループ」って感じのイメージだったんだが、この頃の俺は雨が好きだったんだろうか。今は嫌いだ。自転車に乗れなくなるから。
エレキギターはメインテーマ1本・バッキング2本 の合計3本。バッキングがなかなか渋いことやってるので、今度新しい曲でもやってみよう。聞こえづらいけど…
あと、この頃からちょこちょこ映像を作ってたりもする。映画とかでイメージが合う素材に、ただ音をのせるだけなんだけど、結構楽しかった。
記録
作曲:2011年2月 / 録音:2011年2月
環境:CUBASE4 LE / Windows Vista
エレキギター(Fender Japan ジャズマスター・ライン録音)・ボーカル(SHURE SM57)以外、打ち込み。
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