【サンプル音源あり】DIY ・ 低予算でバンドのレコーディングをする⑩【メインボーカル録音】
気の遠くなるような編集作業に悶絶しつつ、ボーカルレコーディングまでこぎつけた。なんとか月末には仕上がりそうだ。
自作ボーカルブースでの録音
セッティングについて
仮歌録音の際、クローゼットをボーカルブースにして声を録ってみた。その時の吸音用毛布などのセッティングはこんな感じ。
セッティング・バラシにかかる時間、歌い手が立つスペース、録れる音を考慮すると、ここまでする必要はないかもしれない。今回は右側のハンガーポールにのみ毛布を一枚かけ、左のハンガーポールにマイク・ポップガードを取り付けた。後ろには服をかけたままなので、二面に吸音のための布を配置したかたちになる。
ボーカルブースのメリット・デメリットについて
部屋で録る場合、エンジニアは録音ボタンを押したあと息を潜めていないといけないが、ボーカルブースを作るとリラックスして作業することができる。ブースの外ではエアコンをつけても、iPhoneのバイブが鳴っても、マイクにノイズが入らない。これは大きなメリットだ。
デメリットは、ブース内がめちゃめちゃ暑いこと。これはもうどうしようもない。
あと、クローゼットの中から絶叫が聞こえてくるので、とても不気味。
使用機材
マイク
マイクはSHURE SM57。口から15~25cmくらい離して歌う。
SHURE ダイナミックマイク SM57-LCE 【国内正規品】
自作ポップガード
大学生の頃から使っていたポップガードを紛失したのに気づいたのが二週間ほど前。ネットで調べて、この際だから金属のポップガード買おうかな~と思っていたが、当日の昼ごろまですっかり忘れていた。頭のなかにポップガードのポの字もなかった。ということで、今日は針金とストッキングで自作ポップガードを作る。思い返せば、中高生の頃によく自作ポップガードを使っていた。久しぶりにやってみたところ、あのころより上手に作れるようになっていた。ミニなる成長。手の届く近未来だ。
針金ハンガーの服をかける部分を少しだけ残して、あとは力技でねじって絞る。(中学生の時の自分に教えるような気持ちで書いている。バスケ部、辞めてもいいんだぞ。)
ストッキングは、つま先の部分を切り出して針金にかぶせたあと、切り口を縛ったりして面がピンと張るようにする。(先生の言うことなんか気にするな。)
金属ポップガード・リフレクションフィルターがあったほうがいい
今回はやむを得ず自作ポップガードを使ったが、絶対に金属ポップガードを使ったほうがいい。布ポップガードよりもクリアに録れる。
Dicon Audio ポップガード DCP-2 金属製 丸型
また、可能であればリフレクションフィルターを使うべきである。部屋でボーカルを録る際の強い味方だ。
マランツプロ ボーカル録音・放送用リフレクション・フィルター マイクスタンド設置型 Sound Shield Live
ボーカルレコーディングの結果
メインボーカル
「饒舌なるボタニカ、炎を追えよ」「宝来、宝来 タイムとセージ、炎を追えよ」と言っている。クック船長とともにオセアニアを冒険したジョゼフ・バンクスについての歌詞だ。
シャウト
ボツになると分かっていつつ、久しぶりにシャウトなど録ってみた。kamomekamomeあたりの、二声がうまく混ざったシャウトを狙った。「ヴォアアアア!ヴォイッヴォイッヴォイッヴォイッ!ギャアアアアアアアアアアアア」と言っている。メタラー(ニューメタル)としての過去がうかがい知れる。
思ったよりもいい音で録れている。あとはうまくミックスできれば、いいボーカルトラックになるはずだ。
できあがったのがコチラ
できあがったのがコチラ!聞いてみてください~!(2015年8月2日追記)
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