【サンプル音源あり】DIY ・ 低予算でバンドのレコーディングをする⑧【キーボード・ライン録り】

作曲・レコーディングtaicoto orient

土日はライブやスタジオ練習、平日はレコーディングと仕事、というスケジュールが続き、なかなか疲れてきた。だが、録りは続く。今回はキーボードをライン録り。

使用機材

Roland FA-06でピアノ録音

ライブでも使っているシンセサイザー。今回はピアノとメロトロン風のストリングスサウンドを使用。

LRのステレオアウトでインターフェースへインプット。本当はMIDIもインプットして、ピアノロールで修正したり音色変えたかったけど、7年前に1万円で買ったZOOMのインターフェースにMIDIインなどという穴はない。甘えてはいけない。信ずるのは己の技量のみ。イコライジングと波形編集だ。


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出音はこのようになる。

ここではコンプなどをかけていないため音量が小さめになってしまったが、音は明るくパッキリしている。バンドに混ぜるとうまく抜けてくれそう。

Roland FA-06でメロトロン風ストリングス録音

FA-06のメロトロン風ストリングスがなかなか良い。完全にメロトロンに似ているわけではないんだけど、音のよれとか要所要所でツボを押さえていて素晴らしい。プリセットでリバーブがかかっていて、メロトロン感が薄まっているが、もともとメロトロンを知らない人にとってはこっちのほうが使いやすいのかもしれない。

メロトロンは素晴らしい楽器だ。大好きだ。BEATLESのStrawberry Fields Foreverのイントロや、King CrimsonのStarlessなんかでメチャいい仕事をしている。俺の大好きなOASISのFalling downにもメロトロン入ってる。メロトロン最高。音を出し続けられなかったり音程がよれたり、全く音楽的じゃないのにこれだけミュージシャンを魅了し続けるのはどういうことなんだろう。音楽って結局、機能とか効率無視のものなんだなぁ。

キーボードレコーディングあれこれ

ピアノは録音レベル調整が大変

ウチのバンドの人たちは、なぜか録音前のレベル調整時よりもデカい音をレコーディング中に出す。こまる。

今回のピアノも、盛り上がってくるタイミングで調整時よりも強い打鍵となり、さすがのFA-06のレスポンスとダイナミクスで軽々ピークを超え、一部録り直しが発生。リミッターとかかけ録りでやればピークは超えないかもしれないけど、そういうことじゃないんだよなあ。

どこまで波形編集をするのか

ライン録りなので、他の音とのかぶりは全くない。タイムストレッチや切り貼りが簡単にできるということだ。ベースレコーディングと同じように、スケールアウトやミスタッチがない限りはOKテイクとした。

ミスタッチがあっても他のテイクから取ってくるようにする。しかし、生の勢いがなくなったり、演奏者の意図と食い違ってきそうで、ここもどこまで編集するか悩みどころだ。ドツボにはまりたくはない。

できあがったのがコチラ

できあがったのがコチラ!聞いてみてください~!(2015年8月2日追記)


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この記事を書いた人
七里ガ浜で笑う筆者

Mediumbuddha

1989年、北海道札幌市生まれのインディ音楽ナイスガイ。

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2018年12月1日作曲・レコーディングtaicoto orient