【ボーカルブース作成・仮歌録音】DIY ・ 低予算でバンドのレコーディングをする③
DIY、低予算でのレコーディング。昨日の夜は仮歌を簡易ボーカルブースで録った。
ボーカルブースの作成
間取り2DK・角部屋、かつ楽器可という好条件
2DKのマンションに、バンドメンバーと2人で暮らしている。
ボーカルブースを作るにあたり、俺の住んでいるマンションは条件が良すぎる。朝9時から夜8時までは楽器の演奏が許されており、部屋Aでプレイする分には防音などは特に考える必要がない…さらに、部屋Bに住んでいるのはバンドメンバーだ。事情をわかりすぎるほどわかってくれる。「ごめん、ちょっと歌うわ」「OKっスよ」の一言で許可が降りる。
なんて参考にならないブログなんだ。防音対策やご近所さんとの折り合いなどについて知りたい人は、今すぐGoogleの検索結果に戻るんだ。ココには何もない。すまん。
ボーカルブースを作る理由
デッドな、残響のないボーカル録音環境
正直、これだけ条件がいいと部屋で歌ってもいいんだが、ボーカルブースを作りたい理由はいくつかある。
デモを作るときにハッキリと歌詞やメロディが決まっている場合は、机に座ってダイナミックマイクを手で持ち、歌入れする。しかし、やはり若干の「部屋で歌っている感」というか、嫌な部屋鳴り・残響音も一緒に録音されてしまう。
自宅でプリプロ音源を作るにあたり、せっかくなら工夫して少しでも良い音で録りたい。ということで、ボーカルブースを作りデッドな録音環境を目指してみた。
多少の防音効果(気持ち程度)と精神集中のため
防音について気にしなくていいと言っても、やはりちょっとは気になる。というか、だいぶ気になる。窓を閉めていても漏れちゃってるんじゃないか…とか、考えちゃう。
もし、自分の他にもう一人誰かいれば、コミュニケーションを取って歌ったテイクを客観的に聴いたり、録音などを完全に任せて気分を作って歌うことができるだろう。しかし、俺の場合は録音ボタンを押すのもクオリティをチェックするのも自分だ。コレがなかなか気合がいる。リハーサルスタジオでレコーディングしていても、落ち着かなかったり気が散ったりする。
そういう意味で、暗くて狭くて、簡単ではあるが防音されている場所で歌うのは集中力と作業効率が上がる。
簡易ブースで良いレコーディングをしているプロがいた
2015年2月にレコーディングをした際、エンジニアの自宅でボーカルを録ったのが、屋根裏部屋の簡易ブースだった(吸音材や遮音カーテンはキッチリしていたが)。そこでの経験から、同じような環境を家に作りたくなった。つまりリラックスして、焦らず良いテイクを狙えるようになりたいんだ!
仮歌録音
実際にやってみる
どのくらいの効果があるのか確かめるために、簡易ボーカルブース内で歌ってみた。
クローゼット。地獄の門。暑い。そして俺は服を整理するのが苦手。
マイクを吊り下げているのは、自撮りなどをするためのスマートフォン用アーム。バンド練習を撮るために買ったけど、意外なところで役に立った。
吸音材代わりの寝具たち
前からみるとこんな感じ。マイクとの距離を確保できないのが悩みどころ。写真ではわかりづらいが、2本のハンガーポールに毛布をかけ、前方に厚手のひざ掛け、上に枕を置き、吸音材が割りにしている。
暑いけど、概ね満足!
やはり、想像していたとおり暑い。毛布に囲まれ、密閉空間で歌っているから当然だ。6テイク目くらいからしっかり汗が出てくる。これは、これからの季節、不安…!エアコンで予備冷却をしっかりしておくのと、定期的に外に出て休憩・換気しないと、死んでしまう…。冬に買ったサーキュレーターが役に立ちそうだ。
結果的に、部屋で歌っていた時よりもかなりデッドな環境で録ることができた。声を張った時の音はかなり変わってくる。結構満足!
クローゼットは、人が足を踏み入れることを想定していない作りなのだろう、一歩踏み込むとパキパキとヤバイ音がした。慌てて足を広げ、四隅の壁に近いところに体重をかけるようにしたが、とてもヒヤヒヤした。自分より重い人間がブースに入るとどうなってしまうんだろうか。取り急ぎ、100均で大きめのすのこを買ってきて、体重を分散させるようにしようと思う。床が抜けたら、南無三だ。管理会社に「ここ、最初から床抜けてましたよ」って言う練習を積もう。
できあがったのがコチラ
できあがったのがコチラ!聞いてみてください~!(2015年8月2日追記)
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