【ガイドトラック作成】DIY ・ 低予算でバンドのレコーディングをする②
自分のバンドのレコーディングを「短期間・低予算」ですることになった。今回は、ドラム録音の前準備、ガイドトラックについて。
ガイドトラックを作成する
ガイドトラックはオケ録りの前半で非常に重要
とりあえずバンドメンバーにレコーディングの企画概要について連絡し、その後でドラマーに個別で連絡した。スケジュールを抑えて、すぐにガイドトラックの作成に着手する。
基本的にバンドでバラ録りとなると、ドラムから録ることになる。ガイドトラックは、何もない状態から録りはじめる楽器にとって、曲の構成やノリを意識するために、とても重要だ。また、ガイドトラックをしっかり作りこんでおくと、ドラマーも気分が乗って思いっきり叩けるようになる。勢いは非常に大事!
使うDAWはCUBASE Artist 6.5
今回のレコーディングでは、DAWソフトはすべてCUBASE Artist 6.5を使用する。最近はAbelton Liveを勉強がてら主戦力として使ってきたが、今回は時間もないので2008年から使っているCUBASEで録る。ミックスやエフェクトの小技をたくさん知っていることも大きい。
現行の最新版は8。CUBASEは結構低いランクの製品でも、使いこなせばかなり色々な事ができる。Artistならその機能は、十分すぎるほどだ。
ガイドトラックの内容
クリック(ドラムマシン)
まず、クリック代わりのドラムマシンを作り、コピペで適当な長さにループさせる。今回はリムショットを8分音符、表のアクセントで鳴らし、小節の頭でライドシンバルのカップが鳴るようにした。実際、CUBASEのクリックを使ってもいいんだけど、ドラマーの細かい希望に対応したり、音量調節をササッと済ませるために、打ち込みでひとトラック作成した。
ピアノ
コードを鳴らすためのトラックを作成。基本的にアタマやコードチェンジのタイミングでしか鳴らさない。一番適当に作るトラック。CUBASE6についていたHALionという音源にかなりヘヴィなグランドピアノ(YAMAHA S90ES Piano)が入っていたので、いつもそれを使っている。厚みがある音なので、ドラムレコーディングの時もキチンと鳴ってくれるはず…。
シンセサイザー(リード)
メロディや、ギターリフを再現したシンセリードのトラック。意外に音の切れるタイミングとかでニュアンスが変わってしまったりするから、ちょっと頑張って作った。
最初のうちはメロディもリフも打ち込んだが、リフだけで充分だったな…どうせ仮歌でメロディ歌うし…
ベース
打ち込むかどうか、少し迷ったが、ドラムを叩くときにおそらく一番抜ける、よく聞こえるのが低音だろうということで、作った。普段ベーシストが弾いているフレーズを意識しつつ、時間をかけずに簡単に作成。
ボーカル
本当は一番大事なパートのはずなんだけど、時間がなかったのでiPhone6を買った時についてきたイヤホンマイクでとりあえずレコーディング…いけませんね…。いちおうコンプやEQで前に出るようにはしておいたけど、それでも引っ込みがちだったので、ダブリングのような処理をしておいた。
自室のクローゼットをボーカルブースに改造しようと思っているので、実験がてらちゃんと歌って録ってみようかと思う。
マーカートラック
CUBASEにしかない機能「マーカートラック」Aメロ・Bメロ・サビなどをマーキング。これで、録り直しやプレイバックの効率化を図る。
明後日はいよいよドラムREC.
さて、一晩でガイドトラックを作成した。明後日はいよいよドラムのレコーディングだ。予定では、リハスタで貸し出している8in/8outのインターフェースを使い、マイクを8本立てて録る。
リズムがよれたりすると後から大変だが、何とかする。実際、細かいミスは、すこし強引でも後から波形で直してしまおうと思う。何とかする!(迫真)
できあがったのがコチラ
できあがったのがコチラ!聞いてみてください~!(2015年8月2日追記)
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